サヤはまだ湿っています。もちろん、差があって左のように比較的黒大豆になりきっているものもあれば、右のように水分が多く、まだ紫色の状態のものといろいろです。
サヤを振ったときに「カラカラ」と音がなるくらいまで乾いてくれたら、機械にかけて脱粒します。
この圃場の黒豆は、このあとハウスに取り込み、12月下旬に脱粒しました。
そのほか4圃場で黒大豆を栽培していますが、刈り取りは済んでいるものの、乾き待ちの状況です。
写真は、白大豆ですが、脱粒したあとも、さらに水分を減らすために、ハウス内に広げて乾燥させます。歯で噛んだときに、「カリッ」と音がするようになったらOK。
選別して、ようやく販売や加工に使えるようになります。
ハウスでは、わさび菜、水菜、春菊、ネギ、を栽培中。
収穫も順調に進んでいます。
今年は、ひどい寒さが少ないため、葉野菜の傷みも少なく良い状態です・・・と、昨年12月までは言えたのですが、1月に入り一気に平年並みに。
そして、1月15日は、平均気温 -1.3度 日照時間0.7時間という大雪の日になりました。
翌日の1月16日、前日からの大雪のためにハウスが一部潰されました。
晴れの日に見る雪景色はきれいなのですが、実際に大雪になると普段の活動が全くできなくなるのでたいへんです。
とにかく、雪かきをしないと身動きがとれません。
前日の夕方には、屋根に積もった雪を一通り下ろしていましたが、夜の間に降り積もった雪に耐えられなかったようです。
このハウスは、他のハウスと異なり、間口が6mで、骨組みのパイプの径が24mmで、その分強度が弱い。調べてみると、1平方mあたりの強度は、他のハウスに比べて1/2であることがわかりました。
それでも、完全につぶれるのではなく、空間は保ってくれているので、中に植わっているエンドウには直接的な被害は避けることができました。何とか春の収穫につなげたいと思います。
丹波市の共済課の方によると、丹波市内でもハウス被害がかなり出ているとのこと。この程度で助かったのは幸いだったのかもしれません。
※1月23日までに農業用ハウスの被害は、丹波市で91棟、隣の篠山市で84棟の報告があったようです。
(神戸新聞NEXTより)
そんな中、1月の第3水曜日。元町一番街商店街「水曜市」がありました。
別のハウスでは、外の大雪に関わらず、水菜、春菊、ネギ、わさび菜は無事収穫ができました。
本当にありがたいことです。
さらに、雪の下から、ダイコンやキクイモを掘り出し、出荷することができています。
積もった雪をショベルで取り除き、さらに土の中からキクイモを掘り出しました。
当たり前といえば当たり前ですが、こんな大雪でも、
土の中では植物だけでなく、虫もしっかり生きています。
今週末から来週にかけて、丹波市でも最高気温が10度を超える予報が出ている日がありますので、その前後で一気に雪解けしてくれるとありがたいです。
2月の初めには、夏野菜の苗作りがはじまってきます。
早く日常の活動に戻れることを期待します。
(了)